一人暮らしの部屋づくりって、私にとっては「自分だけの世界をどうつくっていくか」というワクワクにあふれた体験でした。限られたスペースのなかでも、自分の好みをめいっぱい詰め込みたくなるし、日々の生活をちょっとでも快適にしたいという思いもある。そんなとき「ソファを置くべきかどうか」で、頭を悩ませる方は多いのではないでしょうか。
とくに「一人暮らしでソファはやめとけ」なんて声を耳にすると「本当に必要?」「部屋が狭くなるんじゃ……」と心配になってしまいますよね。
だけど実際に私は、ワンルーム生活でもソファを置き、心から「買ってよかった」と感じた経験があります。一度座ったらついつい立ち上がるのがおっくうになるくらい居心地がいいし、友達を呼んだときにも「やっぱりソファっていいね」と喜ばれたんです。でもその一方で、確かにソファのせいで引っ越しが面倒になったり、掃除の手間が増えたりと、「やっぱり部屋が狭く感じるかも……」と悩んだ瞬間もありました。
そこでこの記事では、“一人暮らしでソファはやめとけ”と言われる理由をじっくり深掘りしながら、それでもソファを買ってよかった! と感じた体験や、ソファを置くかどうか悩むときの考え方を徹底的にお話しします。あなたの暮らしにソファが本当に必要なのかを、私自身の失敗や成功談も交えて、一緒に考えてみましょう。
「一人暮らしでソファはやめとけ」と言われる10個の理由
はじめに、一人暮らしの先輩方や友人の声、そして私が実際に感じたことをふまえて、「なぜ一人暮らしでソファはやめとけと言われるのか?」を具体的に整理していきます。
思わず「うわっ、確かに痛いところを突かれた……」と思う点もあるかもしれませんが、まずは一つずつチェックしてみてください。
①ソファを置くことで部屋が狭くなってしまう
一人暮らしの部屋は、ワンルームや1Kなど、もともと広々とはいかない間取りが多いですよね。そこにベッドやテーブル、収納棚などをそろえると、どうしても空きスペースが限られます。そこへ大型家具のソファを投入すると、一気に床面積が埋まってしまい「ウォークスペースがなくなった……」なんて声をよく聞くんです。狭い空間にソファがあると圧迫感が出てしまい、くつろぐどころかストレスを感じてしまうことも。私も最初に住んだワンルーム(実質6畳くらい)でソファを置いたとき、「あれ、こんなにスペースがキュッとするんだ……」と戸惑いました。
②引っ越しする際にソファ分の手間が増える
一人暮らしは進学や就職、転勤などで数年おきに引っ越しをすることも珍しくありません。そのたびに大型家具であるソファを運ぶとなると、引っ越しの費用や手間がかさむという声が多いです。私自身、大学卒業後に実家へ一時的に戻ることになったとき、「ソファがあるから単身パックに入らない……」なんて想定外の出費が追加されて面倒でした。階段やエレベーターで運ぶのが大変なだけでなく、「そもそも新しい部屋にサイズが合わない」なんてことになれば処分費用もバカになりません。
③生活スタイルによってはあまり使わない
正直言って、ワンルームだとベッドや布団のほうが心地よく、ついそこに座ったりゴロ寝したりしてしまう……というのは私も経験あります。加えて「学校やアルバイト、部活などで家にいる時間が少ない」「休日は外出していることが多い」という場合には、ソファがあっても意外と腰を落ち着けないなんてこともあるでしょう。結果的に「そもそもあまり座らないんだよね」となれば、ソファは置きっぱなしの無用の長物になってしまうのも無理はありません。
④処分する際に処分費用がかかる
引っ越しを機にソファを手放したくなったとき、大型のソファほど処分がしづらいのが悩みどころ。リサイクルショップに引き取ってもらえれば良いのですが、状態によっては断られるケースも多いんです。そうなると粗大ゴミ扱いになってしまい、自治体へ申し込んで回収してもらうか、不用品回収業者に頼むしかありません。そしてそれらはほとんどの場合、有料です。使うときも買うときもお金がかかりますが、手放すときにも追加コストがかかるのは「やめとけ」と言われる大きな理由ですよね。
⑤ソファのせいで模様替えが難しくなる
「部屋の雰囲気を変えたい!」と模様替えを楽しむのも、一人暮らしの大きな醍醐味。でも大型家具のソファを置くと、配置換えの自由度が一気に下がります。重量があるので動かしにくく、壁際に置くしか選択肢がない場合も多いんです。私も昔、L字型のソファに憧れて買ったら、狭い部屋では置けるパターンがほとんど限られてしまい、「ちょっと気分転換したいけど、どうにも動かせない……」と悩んだ覚えがあります。
⑥ソファが邪魔をして生活動線が悪くなる
ワンルームや1Kの部屋で、ベッドやソファ、テーブルが密集すると、ベランダへ行くまでにソファを乗り越えなきゃいけない……なんて洒落にならない事態になることも。また、掃除機をかけようにもソファが通路をふさいでいたりすると、毎日の家事がストレスになってしまいます。生活動線を確保できないほど狭くなるなら、やはりソファを置くのはリスクだと言えます。
⑦ソファが大きくて部屋の一部が塞がってしまった
「買う前にサイズは測ったはずなのに、いざ届いたらイメージより大きかった……」「脚付きで高さもあるから、部屋の印象が一気に狭苦しくなった」と嘆く人も少なくありません。とくに実店舗で下見せずにネット通販だけで購入すると、写真のイメージと実物が違い過ぎてショックを受けるケースが……。部屋の一部を大きく塞いでしまうと、普段の動作(着替えやデスクワーク、荷物の整理など)にも支障が出てしまいます。
⑧部屋の掃除が大変になった
ソファは脚が付いていて下に空間があるタイプでも、けっこうほこりが溜まりやすいです。また、フロアタイプのソファだと床と密着しているぶん、掃除のときに持ち上げないといけません。重たいソファを動かすのは意外と骨が折れますし、狭い部屋では動かせるだけのスペースを確保するのも難しい。掃除好きの方ならまだしも、ずぼらな性格だとソファ周りの汚れがどんどん蓄積してしまうかもしれません。
⑨テレビとの距離が近すぎて目が疲れてしまう
ソファはテレビを見るために置くことが多い家具ですが、狭い部屋だとどうしてもテレビとの距離が近くなり、目に負担がかかります。私の知り合いはワンルームで40インチのテレビを使っていて、「ソファに座ると画面が大きすぎて疲れる……」と嘆いていました。テレビを小さくして距離を確保すればよい話でもありますが、大好きなドラマや映画を大画面で見たい方にはソファが逆に不便になるパターンもあるようです。
⑩購入するための初期費用がかかる
家具の中でもソファは比較的高額です。最安値のもので1万円前後というものもありますが、耐久性や座り心地をある程度求めると2~3万円、もっといいものを……と見始めると5万円以上なんてザラ。一人暮らしの初期は家賃や敷金礼金、引っ越し費用、生活家電や雑貨など出費が重なりやすいので、「ソファまで手が回らない……」と諦める人が多いのも事実です。後から買おうと思いながらそのまま置かずに済ませる方もめずらしくありません。
一人暮らしでソファが「いらない」人の特徴
ここまで紹介してきた「やめとけ」と言われる理由を踏まえると、一人暮らしでソファを置くのが向いていない人は、以下のような特徴を持つ方です。
部屋の広さが6畳以下の人
「とにかく部屋が狭くて、ベッドを置いたらほぼスペースがない……」という場合は、ソファまで置くと本当に動く余裕がなくなってしまう可能性が高いです。
1~2年以内に引っ越しの予定がある人
引っ越しの費用や手間を考えると、ソファが大きな負担になりかねません。しかも引っ越し先で部屋の間取りが合わないと処分を余儀なくされるケースも。
家にあまり帰ってこない人
大学やバイト、遊びなどでほとんど外にいる方は、そもそもソファに座る時間が少ないかもしれません。高価なソファを置いても活用機会がないならもったいないですよね。
部屋の模様替えを頻繁にする人
大きなソファは動かすのが面倒で、模様替えの自由度がぐっと下がります。インテリア好きで気分転換にレイアウトをコロコロ変えたい人には不向きかも。
椅子より床に座るほうが好きな人
そもそも習慣的に床でゴロゴロしたり、ローテーブルで作業したりするほうが落ち着くなら、ソファの必要性は薄いでしょう。
友人や彼氏・彼女などの来客が少ない人
「部屋で誰かと過ごす」という機会がほぼない場合、ソファを置いてもほとんど一人で使うだけ。床やベッドで事足りるなら無理にソファを置かなくてもいいかな……となるかもしれません。
ソファよりベッドで寝るほうが好きな人
休憩するとき、ついベッドに直行しちゃうタイプの方は、ソファがあっても自然とベッドに腰を下ろす習慣になることが多いです。そうなるとソファは荷物置き場になりがち。
一人暮らしでソファが「あると便利」な人の特徴
逆に、ソファを置くメリットが大きいと感じやすいのは、以下のようなタイプの方です。
部屋の広さが8畳以上の人(もしくは寝室が別な人)
8畳以上あると、ベッドとソファをなんとか両立できるスペースが確保しやすいです。あるいは1LDKなどで寝室を分けられるなら、リビングスペースにソファを置くと快適に暮らせます。
友人や彼氏・彼女などがよく部屋に来る人
来客が多い場合、ソファがあると座って話せるだけでなく、部屋の雰囲気も整って「おしゃれだね」と喜ばれます。人を招くことが多いならソファは大きなプラス要素。
最低3年以上は引っ越しする予定がない人
家具に投資してもすぐ処分する心配がないなら、大型家具のソファを置いてじっくり使い込む価値があるでしょう。
家で過ごす時間が長い人
リモートワークや在宅時間が多い人にとって、ソファは休憩や気分転換の場所にもなるため重宝します。一人暮らしこそソファの癒やし効果があるんだ、と実感できるはずです。
部屋の模様替えをあまりしない人
大きめのソファを置いてもレイアウト固定で問題ないなら、ソファが置きやすいですね。模様替えにこだわりがない人はソファの設置にストレスがないでしょう。
ソファに座ってくつろぐのが好きな人
床生活より椅子やソファのほうが落ち着くタイプの方には、ソファは必要不可欠。私も長時間床に座っていると腰が痛くなるので、ソファの背もたれに寄りかかれる快適さはありがたかったです。
一人暮らしにオススメできるソファの代用品
どうしても部屋が狭かったり、「引っ越し頻度が高いからソファを置くのは厳しいかも……」という方でも、ソファのようにくつろげる場所はほしいもの。そんなときにオススメの代用品を紹介します。
座椅子
狭い部屋の最強アイテムとも言えるのが座椅子です。ハイバックやリクライニング機能付きなら、背中をしっかりサポートしてくれるので長時間でも座りやすいです。使わないときはたたんで隅に置けるので、スペースを有効活用できます。
ソファベッド
ソファとベッドが一体化したソファベッドなら、寝床とくつろぎスペースを兼用できるのが最大の魅力。部屋が狭くても家具をひとつにまとめられるため、場所を取らずに済みます。ただし、毎日寝床として使うならやや耐久性が気になる点もあるので、しっかりした構造のものを選ぶと安心です。
ビーズクッション
無印良品の「体にフィットするソファ」や「Yogibo(ヨギボー)」など、ビーズクッションの人気が高まっています。軽量で移動がラク、そして思わずそのままウトウトしてしまうほど柔らかい座り心地。一人暮らしならソファ代わりのビーズクッションで十分満足できる人も多いです。
パーソナルチェア
オフィスチェアよりもリラックス度を重視した一人掛けチェアも候補のひとつです。足を伸ばせるオットマンが付いたタイプなら、本格ソファに負けず劣らずの座り心地を実現できます。ソファより小さめのサイズ感のものも多いので、コンパクトに済ませたい方におすすめ。
収納付きソファ
とはいえソファをあきらめたくない! だけど収納が少ない部屋だからこそ大きな家具は置きたくない……という方は、収納付きソファという選択肢も。座面下が収納スペースになっているタイプがあり、シーズンオフの布団や衣類などを隠せるので部屋をすっきりさせやすいメリットがあります。
一人暮らしでも置けるソファはある?
一人暮らし向けのソファというのは、実は探すといろんな種類が出てきます。折りたたみ機能がある「ソファベッド」、ロータイプやコンパクトサイズを追求した「ミニソファ」、オットマンと組み合わせて使える「1人掛けソファ」など、そのバリエーションは想像以上です。
特に最近は、狭い部屋でも圧迫感を極力出さない「ローバックソファ」や、女性でも動かしやすい軽量設計の「ウレタンソファ」などの人気が高まっています。つまり、一人暮らしだからソファを置けない……とは限らないわけです。
とはいえ大切なのは、部屋の間取りや生活スタイルとの相性。必要以上に大きいサイズを買ってしまうと、折りたたみ機能がついていても結局使いにくいケースがあります。まずは「どこに置くか」を明確にイメージし、そのスペースに合った商品を見つけましょう。
一人暮らしでも置けるオススメのソファの選び方や、さらに詳しい情報を知りたい方は、以下の記事もぜひ参考にしてみてください。
まとめ
この記事では、「一人暮らしでソファはやめとけ」と言われる理由を中心に、一人暮らしでソファがいらない人の特徴とソファがあると便利な人の特徴をそれぞれ解説してきました。また、一人暮らしでソファの代用品となる座椅子やソファベッド、ビーズクッションなどもご紹介してきました。
「一人暮らしでソファはやめとけ」と言われる理由は、部屋の狭さや引っ越し・模様替えの負担、使用頻度の低さなど、確かにどれももっともな指摘です。
私自身、ソファを買って“しまったかも……”と後悔した瞬間もありました。でも、ソファがあることで手に入るメリット――たとえば友人と並んで座れる喜びや、ふと腰かけて本を読むときの居心地の良さ、部屋全体がグッとおしゃれに映える感じなどは、何ものにも代えがたいと感じています。
もし「ソファを置きたいけれど部屋が狭い……」と不安な人は、まずはコンパクトタイプやローバックソファ、座椅子やビーズクッションといった選択肢から試してみるのもいいかもしれません。
引っ越しが近いなら後回しにしたり、最初から処分しやすい小型ソファを選ぶなど、賢く計画を立てるのもアリです。ぜひ自分のライフスタイルに合ったソファ選びを楽しんでください。そうすれば一人暮らしの部屋でも、あなただけの特別なくつろぎ空間を手に入れられるはずですよ。
監修者情報
選び方ガイド.com 編集部
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